コーティングが塗装面を守ることで、車の「輝き」が保てます!
コーティングの役割
塗装面を保護して、車のボディのきれいな状態を維持すること。これが「コーティング」の役割です。
簡単に身近なもので置き換えると、皆さんがお持ちのスマホやケータイの画面にフィルムを貼るはずです。
このフィルムはスマホの画面の汚れを防ぎ、場合によっては落とした時などのダメージをやわらげます。
車のボディに「フィルムのようなもの」を貼る、コーティングはそのように考えてもらえればOKです。
従来はワックスがその役割のほとんどを占めていましたが、年々素材や技術が進化し、効率よく長期間塗装面を守る新たな手法が続々登場しています。
コーティングの種類
ポリマー系のコーティング
ポリマー樹脂でボディの全面をコーティングします。ワックスに比べて皮膜の溶け出す温度が高く、粘着力も強力です。比較的長期にわたって、塗装面の保護効果を残すことができます。ある程度の期間が経つと成分の中の皮脂だけが残り、酸化が始まるので、最長一年ほどで塗り直すと効果的に塗装を守れます。
ガラス系のコーティング
皆さんの周りにあるガラスと同じ成分を、そのまま車のボディに吹き付けます。ガラスは無機系の成分なので、酸化しないというメリットがあり、キズにも強く、長期に渡ってきれいさを保つことができます。車の保管場所にもよりますが、メーカー推奨で5年というものが中心です。残念ながら水のシミ(ウォータースポット)がやや付きやすいというポイントがあり、黒など濃い色の車はその水の曇りが出やすい傾向にあります。ゼロステージは「防弾ガラス」の素材も扱っており、効果、期間共に最高のレベルのガラスコーティングが可能です。
その他のコーティングの種類
テフロン、セラミックなど新素材も登場してきており、皮膜型でないケイ素系のコーティング剤も登場してきています。
そして、原始的なワックスは、溶けやすく、頻繁に調整が必要ですが、早く、何回でも塗り直しができるというメリットから、いまだに使われ続けています。
コーティングの選び方
さまざまなコーティングの素材、手法がありますが、どのコーティングを選べばいいのでしょうか。
選ぶ際には大きなポイントがいくつかあります。
- ■ メーカー・車種
- 塗装の塗り方について、メーカーの違いは大きく、特に薄く塗られているトヨタのような国内産と外国産の塗装の差は歴然です。また、同じメーカーでも車種によって微妙なクセがあり、プロと判断を共にした方がいい場合がほとんどです。
- ■ 保管場所
- 普段、雨や直射日光の当たる屋外の駐車場に置かれるのか、屋内のガレージに置かれるのかで、求められるコーティングの種類が違ってきます。
雨が当たる状況なら当然、撥水性の高さを考え、水のシミに強いものを選ぶことになります。
直射日光が当たる場合は、熱に強いコーティング材のほうがベターでしょう。 - ■ 運転の状況
- 汚れが付着する可能性の多さ、風雨や日光などのダメージの受けやすさなど、その車の状況は一台ごとに違うはずです。
毎日通勤や業務などに使う車なのか、長期休暇などでたまにしか使わない車なのか、運転するスパンで選択が大きく変わります。 - ■ メンテナンスの多さ
- 2~3日に1度、あるいは週イチで、手入れができるような環境なのか、なかなか洗車などができない状況なのか、それぞれ個人の事情があるはずです。
丁寧にメンテナンスをしていけるので割安のコーティングを何度も続けていく、あるいはメンテナンスができない分、長期型のコーティングでがっちり固める、などいろいろな考え方が生まれます。
どのコーティングがいいのかを簡単に判断することはできませんが、
ボディの状態や乗り方、保管方法によって最適なコーティング、メンテナンスをご提案します。